カンジダは口腔や陰部の常在真菌です。指間や口角、絆創膏やおむつ部など皮膚の湿潤が誘因になって生じることが多いですが、全身的抵抗力の低下や抗生剤やステロイドの使用を機に病変を形成することもあります。ふやけて皮がめくれたり、白色の軟らかい組織が付着したり、赤くなったり、細かい水疱ができたりします。代表的なカンジダ性指間びらん症は、水仕事に従事する方に多く、指間の水分を十分拭き取らないことが原因といわれています。また、口角に唾液がたまりやすい状態や常在菌のバランスの崩れが原因で発症する場合もあります。治療は、乾かすこと、抗真菌薬の外用で良くなります。
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