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ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬の外用薬が、アトピー性皮膚炎を適応疾患として、日本で発売されてからおよそ半年が経ちました。一部のJAK阻害薬は、経口薬として関節リウマチや潰瘍性大腸炎で既に使用されています。デルゴシチニブ外用薬の特徴は、免疫細胞だけでなく表皮細胞にも作用し得るため、皮膚バリア機能への好影響も期待できます。これまでアトピー性皮膚炎の治療は、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬が主体でした。新たな選択肢が増えるのは良いでしょう。有効性は、タクロリムス外用薬に近い印象でありますが、灼熱感などの副作用は少ないです。また、中等度症以下のアトピー性皮膚炎の方がよい適応になり、顔面への有効性が高いようです。第3の外用治療薬として定着するために、適切な使用と治療経験を積み重ねて患者さんへの利益が最大になるような使用方法が集約されればと思っています。
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