日常生活でも自然に汗をかくようになりました。背中や胸に、急にニキビのようなプツプツが増え、黄色い膿がついたり、また痒みを伴うことはないでしょうか?
あせも?ニキビ?
どちらも考えられますが、服の中が高温多湿になりやすい今の季節は、常在菌のマラセチアという真菌が原因でニキビのようなプツプツがでてくることがあります。
あせもと区別するために皮膚科を受診し真菌検査を受けましょう。
首にできる細かいイボは、触るとザラザラして、時には爪で引っ掻いてしまうことがあります。
アクロコルドン・スキンタッグ(軟性繊維腫)という良性腫瘍の一つです。摩擦、紫外線、加齢により生じる突起した柔らかいイボです。首以外にも脇など摩擦される所に生じやすいです。ネックレスの擦れも誘因になるといえます。
治療には液体窒素療法や医療用ハサミで切りとる、といったすぐにできる手軽な処置があります。
新型コロナ感染防止のためマスク着用がエチケットとなる今、顔の肌トラブルが増えています。常に肌がマスクに触れることで反復して加えられる摩擦、汗の刺激による影響で、痒み・ひりつきを伴う皮膚炎、コメド(毛穴の詰まり)形成とともにニキビの増悪、肝斑の悪化などが認められます。
肌に合ったマスクを選びましょう。天然素材の綿や絹のものが良いでしょう。また、汗で蒸れると菌が付きやすくなりますので、こまめに新しいマスクに交換するようにしましょう。
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