• 多形日光疹

    2021.04.06

    だいぶ春らしくなり、太陽の光が眩しくなりました。紫外線が強くなるこの時期に現れやすい光線過敏症の一つに多形日光疹という疾患があります。日光曝露数時間〜数日後に、かゆみや灼熱感を伴うプツプツや赤い皮疹が腕や首などに出現します。皮膚が日光に浴び慣れていない春から初夏に多く発症します。次第に盛夏になれば症状の発生が抑制されるといわれていますが、慢性に経過し、次第にひどくなる場合もあります。治療はステロイド剤の外用と抗ヒスタミン剤の内服ですが、その他の日光過敏症との鑑別が必要です。