お肌のコラム

  • 紫外線による肌トラブル

    2016.09.05

    紫外線による肌トラブル

    夏になると紫外線が強くなり、日焼けする機会が増えてきますね。
    紫外線は、適度に(地域や季節などにより異なりますが、数十分程度)浴びることで1日に必要なビタミンDを生成して骨の形成など健康維持に役立ちます。
    しかし、長期間、UVケアをせずに過剰に紫外線を浴びていると「お肌の光老化」が現れてきます。

    「お肌の光老化」は、「しみ・しわ・たるみ」など、お肌のくすみやハリの低下として現れてきます。ときに、皮膚がんが生じることもあります。

    ① しみ
    紫外線には、波長の異なるUVBとUVAがあります。
    しみは、過剰に日焼けすることでUVBによる黒い色素であるメラニンが大量につくられて、お肌にたまって現れてきます。
    しわ・たるみ
    しわ・たるみは、主にUVAを浴び続けることにより肌のハリを形成しているコラーゲンなどの繊維が変性されて、徐々に生じてきます。

    大事なことは・・・「光老化への日頃からの対策」です。
    そのために必要なことを下記にまとめました。
    よかったら参考にしてみて下さい。

    サンスクリーン剤を日常的に使用する。

    ポイントは、しみ・しわ・たるみへの予防のためUVB・UVA両方に有効なもので、SPFが15以上・PAが+以上のものを使用するのが良いです。
    やや厚塗りにすること、2~3時間ごとに塗り直しすること、汗で流れたら早めに塗り直しすることも大切です。

    *SPF10は、UVBを浴びると15分で赤くなる人(日本人の肌では平均的には15~20分)が15分×10=150分の露光に耐えられることが期待されているということです。しかし、実際には塗る量が少ない・汗や水の影響を受ける・屋外で使用するなどの理由から表示されている値より低くなることが多いです。
    PAは、UVAを防ぐ効果を示し、最大PA++++になります。

    日傘や帽子、袖や襟のついた服などを用いて紫外線を防御する。なるべく日陰を歩くようにする。

    晴れの日には意識して対策をされている方が多いですが、曇りの日でも晴れの日の60~80%の紫外線が降り注いでいることもありますので注意が必要です。

     

    他にもお肌のトラブルで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談下さい。

  • 花粉と肌荒れ

    2016.03.07

    『花粉と肌荒れ』      

    これからの季節、肌荒れに悩まされる方が多くなります・・・季節の変わり目だから仕方ないと思われていませんか?

    実は花粉が影響して肌荒れを起こしていることも多くあります。

    肌が荒れてくると皮がむけてきて敏感になる、全体的にごわついた質感になる、肌が赤く腫れる、かゆみが出てくるなど症状はさまざま。

    症状がひどくなると低刺激のスキンケアを使用してもピリピリしてしまい、どうすればいいのか悩んでいませんか?

    花粉による肌荒れはアレルギー反応の他、バリア機能の低下によってもおこりやすくなります。

    バリア機能の低下により、お肌の乾燥がいつもより酷くなって、お肌の角質がめくれあがって、花粉など少しの刺激でも肌ダメージを受けやすくなります。

    バリア機能をアップして肌荒れを予防するには、バランスの良い食事や質の良い睡眠など規則正しい生活はもちろんですが、保湿も大切です。

    皮膚科で保湿剤としてよく使われているヒルドイドは保湿や角質内の水分を保持して柔らかくする作用や血流を改善することで肌の新陳代謝を高める作用、血行障害による腫れなどを軽くさせる作用もあります。

    できてしまった肌荒れや吹き出物を治すのも大切ですが、常日頃からの保湿も大切です。

    ヒルドイドは保険適用医薬品です。

    まずは診察に来ていただいてお肌の状態でお困りなことをお聞かせください。

    ヒルドイドl_hirudoidlot_btf25l_hirudoidsoft_tbf25 ヒルドイド

  • 湿疹・かぶれ

    2015.10.16

    湿疹とは??

    湿疹とは、皮膚の状態(赤い・ブツブツ・水疱・浸出液で湿っている・浸出液が乾いたものなどが単一もしくは混在している状態)を示すものであって、その状態を呈する疾患は様々あります。

    その中の1つである接触性皮膚炎は、いわゆる「かぶれ」と言われます。
    また、代表的な疾患の1つにアトピー性皮膚炎があります。

     ≪湿疹の分類≫
    ①接触性皮膚炎(手湿疹・おむつ皮膚炎・サクラソウ皮膚炎・シイタケ皮膚炎・光接触性皮膚炎など)
    ②アトピー性皮膚炎
    ③脂漏性皮膚炎
    ④皮脂欠乏性湿疹
    ⑤うっ滞性皮膚炎
    ⑥貨幣状湿疹
    ⑦自家感作性皮膚炎
    ⑧慢性単純性皮膚炎
    ⑨異汗性湿疹 など

     *「かぶれ」=接触性皮膚炎について

     接触性皮膚炎は、大きく2つに分けられます。
    原因物質に対する刺激による湿疹とアレルギー反応による湿疹です。

    前者は、原因物質に対する毒性の強さにより誰にでも生じうる反応です。
    後者は、原因物質に対して湿疹というアレルギー反応をおこすようになった人にのみ生じる反応です。

     原因物質には、植物・金属・石鹸・洗剤・食物・化粧品・香水・衣類・皮製品・医薬品など、あらゆるものが挙げられます。

    診断には、パッチテストが有用です。

    治療は、原因物質との接触を断つことを基本として、湿疹の重症度にあったステロイド軟膏を外用します。かゆみが強い場合は、抗アレルギー薬の内服も併用します。

    *手湿疹について

    身近な湿疹の一つに手湿疹があげられます。

    水仕事が多い主婦や美容師、調理師の方は、流水や洗浄液により手を保護している皮脂が奪われて様々な物質に刺激をうけやすくなるため、湿疹が悪化しやすいです。

    治療には、皮疹の状態にあった強さのステロイド軟膏を塗るだけでなく、水仕事の際にゴム手袋を装着することやこまめに保湿することが大切です。皮疹を夜間にひっかいて悪化させている場合には、内服薬・テープ剤の薬・綿手袋を併用すると効果的です。治療方法は、ひとりひとりの生活環境に合わせて工夫すること大切です。

  • じんま疹

    2015.08.18

    じんま疹は、突然皮膚にあらわれて通常数時間~24時間以内で消える赤い発疹です。発疹は、円形または地図上に膨隆し、激しいかゆみを伴います。咽頭に生じた場合は、呼吸困難をきたすことがあるため注意が必要です。

    原因には、摂取したもの(食物や薬)・触れたもの・物理的刺激(寒冷・日光・温熱・擦過・圧迫・水など)・感染症・ストレス・汗・種々の全身疾患などさまざまな要素があります。原因が1つの場合もありますし、複数関与する場合もあります。

    アレルギー検査には、血液検査や皮膚テストがありますが、検査項目が限られており、原因が判明しない場合が多いです。原因として疑わしいものがあるか、もしくは確定しているものがあれば、それを除去または回避しながら内服治療するのがよいです。

    内服薬には、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬があります。多くのじんま疹は、数日から数週間で軽快しますが、数年以上続く場合もあります。呼吸器症状が強くなりアナフィラキシーショックへと至った場合は、救急での緊急処置が必要となり、症状が落ち着いた後にアドレナリン自己注射薬を携帯する必要があります。

    ≪特殊なじんま疹≫

    • 血管性浮腫(クインケ浮腫)
    • 食物依存性運動誘発アナフィラキシー

    ≪血管性浮腫(クインケ浮腫)≫

    通常のじんま疹と異なり、目のまわり・口唇・舌・手足などに限局して赤く腫れ上がる発疹です。痒みを伴わず、数日間持続します。ときに咽頭や気管支も腫れてしまい、アナフィラキシーショックになることがあります。原因は、遺伝性と降圧薬によるものがありますが、原因不明の場合が多いです。
    原因がはっきりしない場合は、通常のじんま疹の治療となります。

    ≪食物依存性運動誘発アナフィラキシー≫

    ある特定の食物を摂取した後、4時間以内に運動をするとじんま疹や呼吸困難を生じる疾患です。原因食物として小麦が代表的ですが、エビ・カニ・イカ・カキ・セロリなどで生じる場合もあります。原因食物を食べただけでは症状はおこりません。確定診断には、入院して食物運動負荷試験をすることが必要になりますが、アナフィラキシーショックになったことがある場合は、アドレナリン自己注射薬を携帯する必要があります。