お肌のコラム

  • AGA治療

    2021.10.18

    男性型脱毛症(AGA)治療において推奨されているのは、フィナステリドおよびデュタステリド内服とミノキシジル外用ですが、ミノキシジル外用薬はすでに市販されており、当院ではフィナステリドおよびデュタステリド内服薬のいずれかを治療として選択しています。臨床的にはどちらの内服薬もAGAへの効果が期待できます。どちらを選択するかは、患者さんの年齢や治療効果への期待度や挙児希望などを考慮して提案させていただきます。どちらも自費になりますので興味のある方は相談してください。

  • エンビロンの紹介

    2021.09.18

    紫外線による皮膚老化対策として、ビタミンA(レチノール誘導体)の有用性に着目し、研究・開発を行なってきたエンビロン。肌老化の原因、その80%は紫外線のダメージによるものです。ビタミンAは、そのダメージに働きかけて、肌本来が持っているコンディションを整えていきます。これまでのスキンケアにビタミンAを取り入れてみてはどうでしょうか。ご興味のある方はご相談ください。

  • 稗粒腫

    2021.08.17

    直径1〜2mm程度の白色〜黄白色の光沢のある硬い小さなできものです。原発性のものは目の周りに高頻度にみられ、ついで頬や陰部に好発します。一見、ニキビのようにみえますが、指で押しても内容物はなかなかでません。稗粒腫は、皮膚表面のすぐ下で、角質が塊となり埋まっています。良性の腫瘍ですので放置しても問題ありませんが、簡単な処置で取れます。細い針を刺して、押し出します。処置後は、わずかに出血する程度です。

  • ジベルばら色粃糠疹

    2021.07.05

    突然、体に数cmまでの楕円型〜円型の赤い皮疹が出現し、徐々に拡大していく、ジベルばら色粃糠疹という病気があります。青年期の若者に多く発症し、主に体幹に認める多発性の紅斑で、何らかの感染アレルギーがその機序と考えられています。皮疹が出現する前に、風邪の症状がみられることがよくあります。痒みが強い例もあります。

    ほとんどの場合が、1〜2ヵ月で自然治癒します。実際は、内服・外用療法を行うことが多く、治療を開始しても一時的に皮疹が拡大していくことがあり、その時の皮膚の状態によって薬を調整していきます。急性湿疹と比べると治療期間は長くなりますが、必ず治癒するものなので心配しないでください。

  • 皮膚・粘膜のカンジダ症

    2021.06.07

    カンジダは口腔や陰部の常在真菌です。指間や口角、絆創膏やおむつ部など皮膚の湿潤が誘因になって生じることが多いですが、全身的抵抗力の低下や抗生剤やステロイドの使用を機に病変を形成することもあります。ふやけて皮がめくれたり、白色の軟らかい組織が付着したり、赤くなったり、細かい水疱ができたりします。代表的なカンジダ性指間びらん症は、水仕事に従事する方に多く、指間の水分を十分拭き取らないことが原因といわれています。また、口角に唾液がたまりやすい状態や常在菌のバランスの崩れが原因で発症する場合もあります。治療は、乾かすこと、抗真菌薬の外用で良くなります。

  • 多形日光疹

    2021.04.06

    だいぶ春らしくなり、太陽の光が眩しくなりました。紫外線が強くなるこの時期に現れやすい光線過敏症の一つに多形日光疹という疾患があります。日光曝露数時間〜数日後に、かゆみや灼熱感を伴うプツプツや赤い皮疹が腕や首などに出現します。皮膚が日光に浴び慣れていない春から初夏に多く発症します。次第に盛夏になれば症状の発生が抑制されるといわれていますが、慢性に経過し、次第にひどくなる場合もあります。治療はステロイド剤の外用と抗ヒスタミン剤の内服ですが、その他の日光過敏症との鑑別が必要です。

  • 顔や頭の赤み

    2021.03.05

    頭や額・鼻周りなど、皮脂の分泌が多いところに、ぼそぼそと細かい皮めくれ、フケ感を伴う赤みが続く脂漏性皮膚炎という病気があります。遺伝的な素因や常在真菌であるマラセチアの関与が指摘されていますが、それ以外にもストレス、内分泌的な影響、気候などの影響もあげられます。長期にわたり良くなったり悪くなったりを繰り返すことが多く、今のような季節の変わり目に酷くなる場合もあります。治療は、塗り薬で良くなります。その時の症状に合わせて薬を使い分けながらコントロールしていきます。

  • 保湿剤のご紹介

    2021.02.05

    DRX ADパーフェクトバリアボディミルクは、たっぶり使用できるボトルタイプの保湿剤です。大変伸びが良く、べとつきません。主成分は、ワセリン・グリセリン・レシチンといったシンプルで刺激のない成分で、皮膚の水分を閉じ込めることができ、速効性と持続性に優れています。敏感肌、アトピー性皮膚炎の方でも使用できます。

    これまでの保湿剤の中でヘパリン類似物質含有剤は馴染みがありますが、血行を良くする作用があるので、場合によっては顔に塗るとほてり感を感じることがあります。そういった方にもお勧めしております。

  • おむつ皮膚炎

    2021.01.05

    多くの赤ちゃんが一度は経験する、おむつ皮膚炎は、便・尿の刺激やそこで繁殖する雑菌の刺激やオムツの摩擦など複雑に絡んだ赤ちゃん特有の皮膚トラブルです。

    おしりを拭きとる時にできるだけ擦らないことが治療のポイントです。尿・便を完璧に取ろうとする必要はありません。少し残っていても気にしないことです。それでも治らなければ、皮膚科を受診しましょう。

    まずは、おしりの保護膜となり外からの刺激から皮膚を守るような外用薬で経過をみることが多いです。

  • デルゴシチニブ外用薬(コレクチム軟膏)

    2020.12.01

    ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬の外用薬が、アトピー性皮膚炎を適応疾患として、日本で発売されてからおよそ半年が経ちました。一部のJAK阻害薬は、経口薬として関節リウマチや潰瘍性大腸炎で既に使用されています。デルゴシチニブ外用薬の特徴は、免疫細胞だけでなく表皮細胞にも作用し得るため、皮膚バリア機能への好影響も期待できます。これまでアトピー性皮膚炎の治療は、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬が主体でした。新たな選択肢が増えるのは良いでしょう。有効性は、タクロリムス外用薬に近い印象でありますが、灼熱感などの副作用は少ないです。また、中等度症以下のアトピー性皮膚炎の方がよい適応になり、顔面への有効性が高いようです。第3の外用治療薬として定着するために、適切な使用と治療経験を積み重ねて患者さんへの利益が最大になるような使用方法が集約されればと思っています。