お肌のコラム

  • 原発性腋窩多汗症

    2022.05.03

    原発性腋窩多汗症とは、一言で言うと、原因となる明らかな病気がないにもかかわらず日常生活に支障をきたすくらい両ワキの汗の量が多いことです。薄着になる季節を前に悩んでる方もいらっしゃるでしょう。まずは、保険適応の外用薬をお勧めします。汗腺のアセチルコリンの働きを局所でブロックすることで汗を抑えます。試験では単剤で80%の方で汗が抑えられ、60%の方は日常生活に支障が無くなる程度まで改善したそうです。効果が出るまでの期間が2週間と比較的早くに実感できます。

  • ウオノメとタコ

    2022.03.25

    足底、足趾の皮膚が硬くなる角化です。立ち仕事や歩くことが多い方、靴と足が合っていない方、股関節や膝関節を痛めてバランスの悪い歩き方になっている方などがなりやすいです。ウオノメは、硬くなった角質が逆円錐状になり痛みがでますが、タコは、均一に皮膚が厚く硬くなり痛みはありません。治療は、角質を柔らかくする外用薬やテープ、削る処置となります。また、当院では痛みを和らげるためのジェルパッドやトゥーキャップなどもあります。

  • 手湿疹

    2022.02.26

    いわゆる手荒れです。年齢、性別、職業問わず、身近な皮膚炎です。とくに冬の時期は、皮膚が乾燥するため、バリアが弱くなり些細なものが刺激となり炎症を引き起こしてしまいます。手荒れの症状は様々です。強い痒みとともに細かい水疱が出現したり、赤くなり皮膚がめくれたり、皮膚が徐々に硬くなり、亀裂を起こすなどです。治療は、保湿剤、ステロイド外用薬・テープ剤が中心となります。

  • 凍瘡

    2022.01.18

    いわゆる「しもやけ」です。冬の寒さが厳しいこの時期になりやすいですね。手足先に症状が出現しやすいですが、頬や耳にも好発します。発赤・腫脹と痛痒い、というのが典型的です。ときに、水疱、びらんなどを呈する場合もあります。体質的になりやすいという素因もありますが、ちょっとした生活習慣でよくなったり、また悪化したりします。注意点は、末端部は温め保温すること、窮屈な靴は履かないようにすること、手袋や靴下は乾燥した状態で使用することなどです。汗は冷えの原因となりますので気をつけましょう。また、手洗いの後や風呂上がりの足元はしっかり拭くことも大切です。

  • 帯状疱疹ワクチン始めます

    2021.11.24

    高齢化とともに発症リスクが高くなる帯状疱疹。水ぼうそうのウイルスが原因です。神経の支配領域に症状がでますので全身の何処の範囲に出現するかは予測はできません。特に顔に発症すると、顔面神経麻痺や角膜炎などの合併症を引き起こし、長い間後遺症に苦しむこともあります。そのため、事前の対処として帯状疱疹ワクチン(シングリックス)をおすすめ致します。その有効率はおよそ90%以上と報告されています。ご検討ください。

    接種対象は50歳以上の方。2回接種が必要です。1回目接種から2ヶ月後〜6ヶ月以内に2回目接種となります。料金は1回22000円、自費となります。

  • AGA治療

    2021.10.18

    男性型脱毛症(AGA)治療において推奨されているのは、フィナステリドおよびデュタステリド内服とミノキシジル外用ですが、ミノキシジル外用薬はすでに市販されており、当院ではフィナステリドおよびデュタステリド内服薬のいずれかを治療として選択しています。臨床的にはどちらの内服薬もAGAへの効果が期待できます。どちらを選択するかは、患者さんの年齢や治療効果への期待度や挙児希望などを考慮して提案させていただきます。どちらも自費になりますので興味のある方は相談してください。

  • エンビロンの紹介

    2021.09.18

    紫外線による皮膚老化対策として、ビタミンA(レチノール誘導体)の有用性に着目し、研究・開発を行なってきたエンビロン。肌老化の原因、その80%は紫外線のダメージによるものです。ビタミンAは、そのダメージに働きかけて、肌本来が持っているコンディションを整えていきます。これまでのスキンケアにビタミンAを取り入れてみてはどうでしょうか。ご興味のある方はご相談ください。

  • 稗粒腫

    2021.08.17

    直径1〜2mm程度の白色〜黄白色の光沢のある硬い小さなできものです。原発性のものは目の周りに高頻度にみられ、ついで頬や陰部に好発します。一見、ニキビのようにみえますが、指で押しても内容物はなかなかでません。稗粒腫は、皮膚表面のすぐ下で、角質が塊となり埋まっています。良性の腫瘍ですので放置しても問題ありませんが、簡単な処置で取れます。細い針を刺して、押し出します。処置後は、わずかに出血する程度です。

  • ジベルばら色粃糠疹

    2021.07.05

    突然、体に数cmまでの楕円型〜円型の赤い皮疹が出現し、徐々に拡大していく、ジベルばら色粃糠疹という病気があります。青年期の若者に多く発症し、主に体幹に認める多発性の紅斑で、何らかの感染アレルギーがその機序と考えられています。皮疹が出現する前に、風邪の症状がみられることがよくあります。痒みが強い例もあります。

    ほとんどの場合が、1〜2ヵ月で自然治癒します。実際は、内服・外用療法を行うことが多く、治療を開始しても一時的に皮疹が拡大していくことがあり、その時の皮膚の状態によって薬を調整していきます。急性湿疹と比べると治療期間は長くなりますが、必ず治癒するものなので心配しないでください。

  • 皮膚・粘膜のカンジダ症

    2021.06.07

    カンジダは口腔や陰部の常在真菌です。指間や口角、絆創膏やおむつ部など皮膚の湿潤が誘因になって生じることが多いですが、全身的抵抗力の低下や抗生剤やステロイドの使用を機に病変を形成することもあります。ふやけて皮がめくれたり、白色の軟らかい組織が付着したり、赤くなったり、細かい水疱ができたりします。代表的なカンジダ性指間びらん症は、水仕事に従事する方に多く、指間の水分を十分拭き取らないことが原因といわれています。また、口角に唾液がたまりやすい状態や常在菌のバランスの崩れが原因で発症する場合もあります。治療は、乾かすこと、抗真菌薬の外用で良くなります。