• 慢性蕁麻疹

    2022.09.17

    蕁麻疹の多くは原因不明の特発性で、機械的な刺激が誘発させるタイプもあり、治療の基本は抗ヒスタミン薬内服です。1種類の通常量で効果不十分な場合は、適宜他剤への変更、倍量、2種類併用とします。また、抗ロイコトリエン薬やH2拮抗薬など使用することもあります。しかし、なかなか症状が軽快しないこともあります。次の手段としては、ステロイド薬の内服、オマリズマブの皮下注射です。オマリズマブは従来の蕁麻疹治療薬と比べ高価な薬剤ですが、効果は高いです。難治性の蕁麻疹患者さんに提案させて頂きます。