思春期に多い皮膚疾患

思春期に多い皮膚疾患について

思春期に多い皮膚疾患は多種多様で、思春期特有のものというより、思春期に気になる疾患、
思春期の生活環境による疾患があげられます。代表的なものは、尋常性ざ瘡(にきび)です。

 伝染性の小児期皮膚疾患について

尋常性ざ瘡(にきび) / 尋常性ゆうぜい(いぼ) / 掌蹠多汗症  / アトピー性皮膚炎  / 癜風 / 陥入爪(巻き爪) / 接触性皮膚炎(かぶれ)
蕁麻疹 / 円形脱毛症 / 帯状疱疹 など

 尋常性ざ瘡(にきび)

思春期になると男性ホルモンが影響して皮脂の分泌が増え、顔・背・前胸部ににきびができやすくなります。
詳しくは、にきびのQ&Aを参照してください。

 尋常性ゆうぜい(いぼ)

ヒト乳頭腫ウイルスの感染によるいぼです。詳しくはいぼのQ&Aを参照してください。

 掌蹠多汗症

小児期から手足の多汗をみとめており、思春期にはじめて受診する場合と思春期から発症する場合があります。
手のひら・足の裏・わきに過剰な発汗をみとめ、精神的緊張や暑さによりさらに汗が増加します。

「握手するときに相手に不快感をあたえるのではないか」「洋服のわきに大きな汗じみができてしまう」
「電話やパソコンなどの電気機器が汗で壊れてしまう」「紙に汗じみができる」など精神的な負担をともなっていることが多いです。

当院では、塩化アルミニウム液(800円税込)による塗り薬の治療と
イオントフォレーシスという電気を通した水に多汗部位をひたす治療をご用意しております。

 アトピー性皮膚炎

詳しい内容は、アトピー性皮膚炎のQ&Aを参照してください。

 癜風

マラセチアというかびによる感染症で、汗をたくさんかく夏に多くみられます。
前胸部や背部に数ミリから数センチ大の褐色斑もしくは脱色斑をみとめ、かゆみはほとんどともないません。
毛穴に一致して赤くぶつぶつができる場合もあります。この場合は、マラセチア毛包炎と呼びます。
顕微鏡による検査で診断し、抗真菌薬の塗り薬や飲み薬で治療します。
治療後も、色素異常が数年つづく場合があります。

 陥入爪(巻き爪)

激しい運動や足に合わない靴による圧迫が影響して、爪が皮膚に食い込んで炎症をおこす疾患です。
細菌感染を合併しやすく痛みを伴うため、日常生活に支障をきたします。
自ら爪を深く切って症状を悪化させている場合が多いため、早めに皮膚科で治療することをおすすめします。
治療方法は、炎症の状態により様々な選択肢があります。詳しくは、巻き爪治療を参照してください。