老人性色素班・そばかす・肝斑・炎症後色素沈着の方に効果があります。
レチノイン酸ゲルはビタミンA誘導体の塗り薬で、表皮細胞の入れ替わりを早めて、
塗った部分のしみを垢とともにはがし落とす作用があります。
ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制する漂白剤になります。
この2剤をしみの部分に4~6週間、重ねて塗ります。
数日後、しみの部分が赤く反応して皮膚がぼろぼろとしますが、それとともにしみが薄くなっていきます。
治療中は、UV入りのファンデーションでお化粧することができるので、皮膚の赤みをカバーすることができます。
2剤併用療法終了後は、4週間ハイドロキノン軟膏のみを塗り、計約2か月間(1クール)の治療が終了となります。
多くの場合、1クールの治療でしみは目立たなくなりますが、2クール必要となる場合もあります。
治療中は、1日1~2回患者様ご自身でしみの部分に薬を塗って頂くため、
治療反応が適切であるか1~2週間ごとの診察が必要となります。
なお肝斑の場合は、トラネキサム酸の内服やトラネキサム酸イオン導入を併用することで、
より早く高い効果をねらうことができます。
0.1%レチノイン酸ゲル 4,070円(税込)
ハイドロキノン軟膏(乳酸入) 3,630円(税込)
老人性色素班・そばかすの方、後天性真皮メラノサイトーシス・太田母斑など
皮膚の深いところにメラニン色素がある方に効果があります。
レーザーを照射することでメラニン色素が破壊され、しみの部分は黒いかさぶたとなります。
照射後10日間はテープ保護が必要になります。
かさぶたが取れるとともにしみもはがれ落ちます。
ほとんどのしみは、1回の照射でとれますが、とりきれない場合は再照射が必要となります。
Qスイッチルビーレーザー(ワンショット 1000円 / 税込)