• 湿疹・かぶれ

    2015.10.16

    湿疹とは??

    湿疹とは、皮膚の状態(赤い・ブツブツ・水疱・浸出液で湿っている・浸出液が乾いたものなどが単一もしくは混在している状態)を示すものであって、その状態を呈する疾患は様々あります。

    その中の1つである接触性皮膚炎は、いわゆる「かぶれ」と言われます。
    また、代表的な疾患の1つにアトピー性皮膚炎があります。

     ≪湿疹の分類≫
    ①接触性皮膚炎(手湿疹・おむつ皮膚炎・サクラソウ皮膚炎・シイタケ皮膚炎・光接触性皮膚炎など)
    ②アトピー性皮膚炎
    ③脂漏性皮膚炎
    ④皮脂欠乏性湿疹
    ⑤うっ滞性皮膚炎
    ⑥貨幣状湿疹
    ⑦自家感作性皮膚炎
    ⑧慢性単純性皮膚炎
    ⑨異汗性湿疹 など

     *「かぶれ」=接触性皮膚炎について

     接触性皮膚炎は、大きく2つに分けられます。
    原因物質に対する刺激による湿疹とアレルギー反応による湿疹です。

    前者は、原因物質に対する毒性の強さにより誰にでも生じうる反応です。
    後者は、原因物質に対して湿疹というアレルギー反応をおこすようになった人にのみ生じる反応です。

     原因物質には、植物・金属・石鹸・洗剤・食物・化粧品・香水・衣類・皮製品・医薬品など、あらゆるものが挙げられます。

    診断には、パッチテストが有用です。

    治療は、原因物質との接触を断つことを基本として、湿疹の重症度にあったステロイド軟膏を外用します。かゆみが強い場合は、抗アレルギー薬の内服も併用します。

    *手湿疹について

    身近な湿疹の一つに手湿疹があげられます。

    水仕事が多い主婦や美容師、調理師の方は、流水や洗浄液により手を保護している皮脂が奪われて様々な物質に刺激をうけやすくなるため、湿疹が悪化しやすいです。

    治療には、皮疹の状態にあった強さのステロイド軟膏を塗るだけでなく、水仕事の際にゴム手袋を装着することやこまめに保湿することが大切です。皮疹を夜間にひっかいて悪化させている場合には、内服薬・テープ剤の薬・綿手袋を併用すると効果的です。治療方法は、ひとりひとりの生活環境に合わせて工夫すること大切です。