• じんま疹

    2015.08.18

    じんま疹は、突然皮膚にあらわれて通常数時間~24時間以内で消える赤い発疹です。発疹は、円形または地図上に膨隆し、激しいかゆみを伴います。咽頭に生じた場合は、呼吸困難をきたすことがあるため注意が必要です。

    原因には、摂取したもの(食物や薬)・触れたもの・物理的刺激(寒冷・日光・温熱・擦過・圧迫・水など)・感染症・ストレス・汗・種々の全身疾患などさまざまな要素があります。原因が1つの場合もありますし、複数関与する場合もあります。

    アレルギー検査には、血液検査や皮膚テストがありますが、検査項目が限られており、原因が判明しない場合が多いです。原因として疑わしいものがあるか、もしくは確定しているものがあれば、それを除去または回避しながら内服治療するのがよいです。

    内服薬には、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬があります。多くのじんま疹は、数日から数週間で軽快しますが、数年以上続く場合もあります。呼吸器症状が強くなりアナフィラキシーショックへと至った場合は、救急での緊急処置が必要となり、症状が落ち着いた後にアドレナリン自己注射薬を携帯する必要があります。

    ≪特殊なじんま疹≫

    • 血管性浮腫(クインケ浮腫)
    • 食物依存性運動誘発アナフィラキシー

    ≪血管性浮腫(クインケ浮腫)≫

    通常のじんま疹と異なり、目のまわり・口唇・舌・手足などに限局して赤く腫れ上がる発疹です。痒みを伴わず、数日間持続します。ときに咽頭や気管支も腫れてしまい、アナフィラキシーショックになることがあります。原因は、遺伝性と降圧薬によるものがありますが、原因不明の場合が多いです。
    原因がはっきりしない場合は、通常のじんま疹の治療となります。

    ≪食物依存性運動誘発アナフィラキシー≫

    ある特定の食物を摂取した後、4時間以内に運動をするとじんま疹や呼吸困難を生じる疾患です。原因食物として小麦が代表的ですが、エビ・カニ・イカ・カキ・セロリなどで生じる場合もあります。原因食物を食べただけでは症状はおこりません。確定診断には、入院して食物運動負荷試験をすることが必要になりますが、アナフィラキシーショックになったことがある場合は、アドレナリン自己注射薬を携帯する必要があります。